贅沢だったり安かったり…待機児童問題とは別世界のお上の保育所事情。

都市部の待機児童の問題がたびたび取りざたされ、
大きな社会問題になってきています。
空きのある保育所はどこにもないのでしょうか。

国会議事堂の目の前にある衆議院第二議員会館の
地下三階に「キッズスクエア永田町」という保育所があります。
敷地面積275㎡で天然芝の青々とした園庭154㎡を備えた、
都心の保育所ではありえないくらいの贅沢な施設になっています。
この広さは普通であれば80~100人規模の保育所で不思議はないのですが、
なんと定員は34人、もちろん空きはなしという状況です。
しかもここは都の基準をクリアしている認証保育所になっているため、
都からの補助により保育料は3歳児以下は約7万5千円と
他の保育所となんら変わりはありません。
同じ保育料で児童一人当たりの敷地面積は認可基準の2.5倍です。
普通の感覚ですと、これが敷地の無駄遣いでなくてなんなのでしょうか。
そして運営側は定員を増やせない理由を保育士不足としています。
これは運営側の努力不足、怠慢ではないでしょうか。

ではその利用資格者はというと、国会議員、秘書、そして都民となっています。
しかし、実際一般都民が利用するのはなかなか敷居の高い場所です。
議員会館に出入りするには、受付で申告してからという制約もあります。
よってこの豪華な保育所は事実上国会議員優先の施設といえるでしょう。

さて文科省にも事業所内保育所として「かすみがせき保育室」という
認可外の保育所があります。
文科省職員優先が原則で、保育料は0~5歳児で約6万円。
これは目黒区の認可外保育所の11万6千円に比べて半額並の安さです。
実は共済組合の事業の一環として運営されているので、
国が無償で土地を貸しているからだそうです。

もしそのような国の遊閑地があるのなら無償で貸しだしたり、
また小中学校の跡地なども区に働きかけてもっと積極的に
活用してほしいところです。

まだありますよ。
厚労省には「ふくろう保育室」という認可保育所があります。
定員は19人で厚労省職員からの受け入れ上限は14人で現在8人。
また千代田区民からは上限5人で現在3人を受け入れています。
保育料は年収1000万円家庭の3歳児は約2万円です。
これは年収500万円家庭の保育料並みの破格の安さです。
これで定員に満たないとはどういうことなのでしょうか。
運営側はHPでの広報活動は一切行っておらず、人づて口コミで
広まってくれればいいという姿勢のようです。

なんでしょうか、このご時勢にこの消極的で世間ズレした感覚は。
事実を知れば知るほど、問題意識のなさにあきれるばかりです。





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